米国株取引で使う証券会社を考える

 私は国内株取引に、楽天証券を使用しています。楽天証券では、日本株と同じスマホアプリで米国株も取引が可能です。米国株に手を出すにあたって、日本株と一緒に管理できれば、これほど便利なことはないということで、特に考えずに楽天で取引を始めました。

しかし、楽天の米国株取引には普通あるであろう”逆指値”注文がどこを探しても見つからないのです。よくよく確認すると、楽天証券の米国株取引では、逆指値注文に対応していませんでした。逆指値なしでは、夜もおちおち眠れません。 楽天証券も逆指値注文に対応しました(2021年7月9日追記)

そこで、ちょっと乗り換え先を考えるのにあたって、他の証券会社の注文方法を調べることにしました。ついでに手数料などを調べて、どの証券会社で米国株を取引するのが良いのかを調べました。その覚書としての投稿です。

米国株取引で使用できる注文方法

マネックス
証券
SBI証券楽天証券DMM株
成行注文OOOO
指値注文OOOO
逆指値(成行)OOOX
逆指値(指値)OOXX
トレールストップOXXX
トレールストップ(%)OXXX
OCO(ツイン指値)OXXX
OCO(OCOs)OXXX
連続注文(IFDONE)OXXO
米国株取引で使用できる注文方法

楽天証券の逆指値(成行)、逆指値(指値)、に〇を追加しました(2021年7月9日)。

4社の米国株取引で使用できる注文方法をまとめました。この4社の中では、マネックス証券の注文方法が多彩です。最低限、逆指値が欲しいと考えると、マネックス証券SBI証券のどちらかが良いでしょう。

取引時間

マネックス
証券
SBI証券楽天証券DMM証券
プレ・マーケットOXXX
立会時間OOOO
アフター・マーケットOXXX
取引できるマーケット

SBI証券などは、立会時間のみの取引となります。マネックス証券のみ、プレ・マーケットとアフター・マーケットでの取引も可能になっています。

また、それぞれの取引時間は次のようになります。

現地時間日本時間(夏時間)日本時間(冬時間)
プレ・マーケット8:00 – 9:3021:00 – 22:3022:00 – 23:30
立会時間9:30 – 16:0022:30 – 翌5:0023:30 – 翌6:00
アフター・マーケット16:00 – 20:00翌5:00 – 9:00翌6:00 – 10:00
取引時間

夏時間、冬時間というのは、アメリカではサマータイム(夏時間)が実施されるため、夏と冬で日本と時間がずれます。サマータイムとは長い夏の期間、1時間時計を進める制度です。3月第2日曜日から11月第1日曜日までサマータイム(夏時間)が実施されます。

取引手数料

マネックス
証券
SBI証券楽天証券DMM株
手数料0.45%0.45%0.495%0
上限20米ドル20米ドル22米ドル0
下限0米ドル0米ドル0米ドル0
取引手数料

1取引あたりの手数料は、DMM株が最も安くなっています。DMMが約定代金に関わらず手数料0円です。

米国株取引のスプレッド

マネックス
証券
SBI証券楽天証券DMM株
買付時0252525
売付時25252525
為替取引のスプレッド

日本円から米国ドルへの為替取引をする際に必要になるスプレッドです。マネックス証券は買付時に無料となっていてお得です(期間限定ですが延長し続けています)。SBI証券では、FX口座から外国株取引口座に入金が可能ですので、FXのスプレッドで入金が可能になります。手間を惜しまなければ、マネックス証券の次にお得になります。

この費用は、米国ドルを残高として持っていて、日本円に変換しないのであれば発生しない費用になります。ただし、DMM株は毎回日本円にする必要がありますので、資金を米ドルで保有することができず、毎回スプレッド分の支払いが必要になります。

取り扱い銘柄数

マネックス
証券
SBI証券楽天証券DMM証券
銘柄数400540083634920
取り扱い銘柄数 2021年2月15日現在

取り扱い銘柄数は、マネックス証券とSBI証券が多くなっています。

まとめ

いくつかの条件で各証券会社でできる取引の種類やコストなどを比較してみました。

私の考えでは、まずは逆指値が使えることを重要視しています。

今回、楽天証券も逆指値を使えるようになりました。スマホの取引きアプリ(iSpeed)で日本株と米国株を取引きもできる楽天証券が、私のメイン米国株口座としました。

その他であれば、米国株取引を行う証券会社は、マネックス証券をおすすめします。

楽天証券が逆指値対応してくれて本当に助かりました。ありがとう。

(2021年7月9日差し替え)

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